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オフィスの災害対策

もしもの時のために見直したい

いつ起こるか分からない地震などの災害に対して、事前にできる対策を準備しておくことは非常に重要です。
オフィスでは、家具や機器の転倒などによる二次被害の防止、帰宅支援、滞留生活などに必要な備蓄品の確保などが必要です。

建物の耐震補強や家具の転倒防止

地震対策の中で重要なものに、建物の耐震補強や家具の転倒防止があります。

阪神淡路大震災では、市街地には耐震基準を満たさない古い木造住宅が多く、死亡原因の8割は、建物の倒壊と家具の落下による圧死・窒息死だったと言われています。


地震の発生時は、家具や機器が凶器となります。家具の下敷きになれば圧迫死の可能性が出てきます。

負傷、火災の発生、避難障害の発生を防ぐためには、家具類の転倒・落下・ 移動防止対策が非常に大切なのです。

事前の対策をとって、社員の生存率、負傷を防ぎましょう。

地震発生時

地震発生時は、オフィス内の家具やOA機器が転倒したり、落下したりといったことが起こります。

オフィスなどの職場における家具類の転倒・落下・移動防止策は、地震が発生した場合に、職場で働く人々の負傷を防ぐことに加え、大切なデータや書類などの経営資源を守り、事業継続を図るうえでも大切な対策となります。

また、オフィスにはパソコンなどのOA機器が多くあります。OA機器の転倒・落下防止の対策もしましょう。

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オフィスのレイアウト・転倒防止対策

  • 背の高い家具は単独で置かないようにしましょう。

  • デスクまわりやオフィスの中央には、背の高い家具を置かないようにします。家具類はできるだけ人のいる場所と離しましょう。

  • なるべく背の低い家具を選択しましょう。

  • 安定の悪い家具は背合わせにして連結するなど工夫しましょう。

  • 壁面収納は壁・床に連結してください。

  • 2段重ねの家具は上下を連結してください。

  • ローパーテーションは転倒しにくいよう「コの字型」「H型」のレイアウトにし、床に固定してください。

  • 避難路に物を置かないようにしましょう。

  • 壁に接していないテーブル等には、脚に滑り止めをしましょう。

  • 出入り口の近くにキャスター付きの家具を置かないようにしましょう。

  • OA機器の落下防止対策をしましょう。

  • ガラス窓の前に倒れやすい物を置かないようにしましょう。

  • コピー機の転倒・移動防止対策を行いましょう。

  • 机の下に物を置かないようにしましょう。

什器、家具、書類落下などの被害を減らす

オフィスなどの職場における家具類の転倒・落下・移動防止対策は、地震が発生した場合に、職場で働く人々や訪れた人々の負傷を防ぐことに加え、大切なデータや書類などの経営資源を守り、事業継続を図る上でも大切な対策です。

什器、家具、書類落下などの被害を減らす対策
落下防止・固定具

大地震に対する事前対策で大切なのは、建物の耐震補強と家具、什器、備品、設備などの転倒防止です。
地震の揺れによる転倒防止対策や、二次災害の防止など、施設の安全対策をしっかりと講じて減災に取り組みましょう。

オフィスでの災害備蓄用品

オフィスに備えておきたい防災備蓄品をご紹介します。

大地震が発生した場合、東京都では「東京都帰宅困難者対策条例」により、事業者に対して3日分の防災備蓄品準備を努力義務としています。従業員を守るためにもオフィスには防災用品を備蓄することが大切です。

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