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執筆者の写真ITO OP

快適な職場環境のためのオフィス家具の選び方

更新日:11月1日

一般のお家で、リビングなどの空間づくりに欠かせないのはチェストやソファといった家具です。オフィスの雰囲気を決めるのもデスクやイスなどのオフィス家具です。「仕事ができれば家具など何を置いても同じ」ではありません。


ベンチャー企業やIT企業など時代の先端をいく会社でなくとも、社員に快適なオフィス環境を提供するのは時代の流れです。オフィス家具は今、色や材質、デザインが豊富にそろっています。数ある家具の中でどのようなものを選べばよいかをご紹介します。



作業スペースのデスク、テーブル、イスの選び方


作業スペースのデスクの選び方ですが、いわゆる事務机とイスでは、昔ながらの事務所のイメージから離れられません。無難といえば無難で、機能面でも問題はありませんが、オフィスの新規立ち上げや移転の際のリニューアルを考えるなら、より快適に感じられるオフィス家具を選びましょう。


社員一人ひとりが定位置でデスクにつく場合、スチールのオフィスデスクになりますが、引き出しはつくり付けにするのか、移動できるワゴン式にするのか選ぶことができます。デスクの天板の色も選べますから、白ベースに天板を木目調にするなど、おしゃれなデザインのものもあります。


フリーアドレスのオフィスにする場合、数人でシェアする横長のオフィステーブルがいいでしょう。テーブルの中央に電源や通信ケーブルを配線して、どこに座ってもノート型パソコンを使って仕事ができる仕様です。真ん中につい立てを付けて向かい合って座っても集中できるようなタイプもあります。


イスは、長時間のパソコン操作でも疲れにくいように、できれば背もたれが高めの椅子がいいでしょう。人間工学にもとづいた機能性の高い椅子はデザインも洗練されているので、会社のイメージづくりにもつながります。


もっと自由な雰囲気でカフェ風にしたい場合は、天然木の長テーブルに、ベンチチェアや、デザインチェアを置くのもいいでしょう。そうなると、他のオフィス家具も合わせて天然木や木目調にしたり、デザイン性の高いものしたりと、オフィス全体のコーディネートも必要になるので、プロに依頼する方がいいかもしれません。





用途別のキャビネットの選び方


グレーのスチールキャビネットに囲まれると、無機質な印象や堅苦しい前時代的な雰囲気になります。広いオフィスであれば、壁全体を白いキャビネットにする方法もあります。


スペースのないオフィスであれば、天井より低いキャビネットで、ガラスの引き戸やオープン棚を組み合わせて抜け感を出すと、開放感を演出できます。温かみのあるオフィスにしたい場合は、木目調のキャビネットを選ぶとアットホームな雰囲気になります。


キャビネットは間仕切りとしても使えますが、スペースに余裕がない場合は、目線より高いものを置くのは避けましょう。できるだけ、デスクやテーブルの下のスペースを利用してスッキリさせた方がオフィスが広く見えます。



活用でゾーニングに変化をつけるパーテーションの選び方


オフィス物件は多くの場合、部屋の仕切りがないワンルームかと思います。そこをキャビネットやパーテーションで仕切ってゾーニングし、作業スペースやミーティングルーム、役員室などつくることになります。


パーテーションには、固定して壁のように使うもの、可動式でレイアウトを自由に変えられるものがあります。固定式のものは、天井まで覆って入退室用のドアをつけられる施工型パーテーションもあります。役員室や応接室、会議室などを完全クローズドでつくりたい場合におすすめです。


素材も、圧迫感をなくしたい場合は半透明のもの、インテリア性を求める場合は布張りのもの、木目調など素材やデザインもさまざまです。パーテーションをうまく使えば、効果的にスペースを分けることができます。



ミーティングルーム、会議用テーブルの選び方


パブリックスペースをどのようにするかは、会社の方針や社風にもよります。作業スペースを島型にする従来のオフィスであれば、社員同士のコミュニケーションが各島でできるので、ミーティングルームより応接室を兼ねた会議室が必要です。フリーアドレスなど自由なスペースで作業している場合は、従業員が必要に応じてコミュニケーションがとれるようミーティングルームやフリースペースを設ける必要があります。


会議室は、モノトーンやダークカラーの木目調の会議テーブルやソファ型の椅子にすると重厚感が出て落ち着きのある空間がつくれます。ミーティングルームは、白や木目調のテーブルにカラフルな椅子を置くとおしゃれな雰囲気になります。フリースペースは、北欧家具やアンティーク調家具で統一するとカフェのような雰囲気になり、くつろげる空間になります。


会議室は、用途を会議や来客用の応接スペースなど使い方を固定しない方法もあります。折りたたみの長テーブルやスタッキングできるイスにすれば、スペースを自由に使えるので、研修やセミナー、イベントなどができるようになります。テーブルの収納は折りたたむのが大変だったりしますが、天板をはね上げてテーブル同士をスタッキングできるキャスター付きの扱いやすいものもあります。

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