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執筆者の写真ITO OP

椅子選びで変わる社員の業務効率と健康

更新日:11月1日

ほとんど外出せずオフィスで仕事をする場合、会社でいる間はずっと椅子に座りっぱなしではないでしょうか。特に、データの打ち込みやデザインなど長時間パソコンを使う業務の方は同じ姿勢でいることが多いでしょう。


オフィスの椅子に長時間、身を預けている方にとって、座り心地は大きな問題です。体に合わない椅子を使い続けると腰痛のもとになりますし、疲れやすい椅子だと体調を崩してしまい、業務の効率にも影響が出てきます。オフィス家具に最適な椅子はどのようなものかをご紹介します。




オフィスの椅子は用途で種類が違う


オフィスの椅子は、社員が使う作業用、役員用、来客用、会議やミーティング用と、使う目的によって種類が違います。


会社によっては、社員と役員の区別はしない、来客もミーティングルームに案内するなど、オフィス環境に違いがあるかと思いますが、実作業をする椅子とパブリックスペースの椅子は別になります。


作業用には長時間座っても疲れにくい椅子にする必要があります。オフィスの広さにもよりますが、できれば背もたれの高い椅子が楽です。役員は少し格上の椅子にしたいという場合は、背もたれが高くて肘掛けのゆったりしている、ソファのような革張りの椅子があります。


来客用には、応接スペースを設けるのであれば、ソファをローテーブルとセットで使います。ミーティングルームと応接室を併用するのであれば、おしゃれなデザインチェアを用意します。来客が多い場合は、ちょっとぜいたくなソファ感覚の椅子にしましょう。


スタッフが使うミーティングルームや会議室には、スタッキングできてコンパクトに収納のできる椅子を多めに用意しましょう。従来型のパイプ椅子は安価で収納しやすいのですが、おしゃれなオフィスを目指すのであれば、会議室用でも、長時間座っても疲れない高機能の椅子や、カラーが豊富でデザイン性の高い椅子を検討しましょう。



作業用の椅子は業務の効率に大きく関わる


長く座る姿勢を続けていると、血行が悪くなったり、背中や腰に負担がかかったりして健康に影響が出てきます。体に合わない椅子であればさらに負担が大きくなり、肩こりや腰痛に慢性的に悩むことになります。


オフィスの作業用の椅子は、人間工学に基づいた高機能の椅子がおすすめですが、価格は高くなってしまいます。社員の数だけそろえるのは、コストがかかりすぎると思われるかもしれません。しかしながら、長い目でみると会社の生産性向上につながる投資という考え方もあります。


肩こりや腰痛を和らげることができれば、作業の集中力が増して効率が上がります。また、体に疲れがたまることもなくなるので、仕事への意欲が高まります。何より、体のストレスから解放されると気分よく仕事ができるので、オフィス内の雰囲気にもよい影響があります。


それでも、予算が限られていたり、スペースの関係で場所をとる椅子は置けないということもあります。そんなときは、せめて、座面のクッション性や腰への負担軽減を考えられている椅子を選びましょう。比較的低価格でも、パソコン用として、やや背もたれが高く腰へのサポートが施されている椅子もあります。



オフィス家具として椅子を選ぶときのポイント


オフィスの椅子を選ぶ時には、まず、予算とオフィスのスペースを把握しましょう。そして、どこの椅子にどれくらいの予算をかけるのかも決めましょう。


来客用に上質な椅子を置くのか、社員の作業用の椅子を高機能にするのか、役員用は重厚感のある椅子にするのか、パブリックスペースをおしゃれに演出するためにデザインチェアを導入するのか、考え方はさまざまです。


購入する椅子のイメージが固まったら、ショールームに出かけるなど実際に座ってみる機会を設けましょう。椅子は、スケール感や座り心地など座ってみないとわからないことがあります。


座ったときの感覚がつかめたら、耐久性やメンテナンスのしやすさの確認もしましょう。背もたれの高い椅子は、背もたれ部分がメッシュになって通気性のいいものもありますが、値段によって耐久性が変わってきます。座面が布製のものは汚れがつきやすく、色が薄いと汚れが目立ってしまいます。また、革張りの椅子は、定期的なお手入れが必要になります。


ミーティングルームや会議室などに置く椅子は、作業スペースの椅子とは雰囲気を変えた方がリフレッシュできます。ミーティングルームをフリースペースに設けて来客用にも使うとなれば、デザイン性を重視する必要があります。スペースのコンセプトに合わせた色やデザインの椅子をそろえましょう。


今どきのカフェ風オフィスは、椅子のデザイン性や機能性も欠かせない要素になっています。椅子の選択肢はとても多いですが、近年のオフィスに求められている心地よい空間づくりは、見た目も機能もいい椅子を選ぶことから始まるといっても過言ではありません。


オフィスの新規立ち上げや移転のときは、椅子についてもしっかりと検討しましょう。

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